チャーリング・クロス街84番地
瞬間湯沸かし器という技術は、
かつて帝国海軍で開発されたものだという説を知った。
軍用艦のなかで使用する湯をつくるための装置だったという。
それが世界で最初なのかどうかはわからないのだが。
アマゾンで本を入手することが増えたのだが、
基本的に絶版以外は、古書店ではなく新刊にしている。
印税を払わないで売買するというのはおかしいと思うからだ。
新古書店が一般書店の経営を圧迫しているということもある。
さらに新刊として書店にならんだ本が、その翌日にはネットで売買されているというような状況も、かなりおかしい。
万引き本も多いはずだ。
絶版本で、仕方なく古書を入手すると、
その出店者への評価がもとめられる。
五段階なら、おおかた普通、なのだろうけれど、
たいていは「5」をつけるものらしい。
問題があると「2」「1」と極端なわるい評価になる。
ある本を注文したとき、
中身の20頁ほどがごっそり破りとられていた。
こういう出品者は詐欺同然なのだが、これはめったにない。
なかには前に読んだ人の書きこみや、棒線が引かれているものもある。
これは評価が下がるらしいが、
私はなかなか味わいがあっていいと思う。
ひたすらけなすばかりのはこまるが。
アンソニー・ホプキンスとアンバン・クロフトが出た「チャーリング・クロス街84番地」という映画を思い出す。
古書の悦楽。
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