消えた1960年代のモノ(1)テレビの拡大レンズカバー
テレビといえば16インチ・ブラウン管だったころ、
一世を風靡したのがプラスチック製のレンズカバー。
表面に渦巻き状の微細な溝が加工されていた凸レンズを取りつけると、画面が拡大される。
16インチが18インチくらいに見える。
が、しょせん画質の粗い画像を拡大しても見にくいだけで、
しかも、斜めからは画像そのものが見えなくなる。
家族全員では非常に見にくい。
というわけで、ほんの数年で家庭から退場した。
一家に一台、チャンネル争いの時代にはどだい無理があった装置。
でも、あの安っぽいレンズどうなったのだろうか?
近所の子供がぶん投げて遊んでいたのを見た記憶があるのだけれど。
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