ジャスミンの香る朝を君に
「ジャスミンの香る朝を君に」
という題名のエッセイを読んだのだが、
それがどんな内容だったか、だれのものだったか忘れてしまった。
たしかアラブの紀行文だった。
タイトルだけが残るというのも、またそれはそれでいいものだ。
そのフレーズでイメージは広がる。
反対に内容が記憶に残りとても気に入っているのに、
タイトルも作者も分からないというのもある。
こちらはなんとも落ちつかない。
ジャスミンは南国の香りだ。
5月の香り。
春先の沈丁花ほど濃厚ではなく、
もっとおだやかで、
それだけに気持ちに居残る。
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