図書館難民
調べることがあって町の図書館へ行った。
驚いたことに雑誌・新聞閲覧コーナーは席が埋まっていて、
立ち読みで、メモをとったり、コピーをとったりと疲れた。
省エネ設定の館内温度は高くて、汗も出る。
図書館は年々、年配の人が増えている。
そのなかにポツリと30歳前後の男性がいて、眠りこけていた。
この平日昼間の光景はとても日本の現況を象徴しているようで、なんとも、やりきれない。
なかには黙々と調べものをする姿もあるが、大半はうつらうつらと目を閉じている。
老人たちの行き場は図書館と、もう一つは大型ショッピングセンターである。
ショッピングセンターのベンチはまた、老人たちでうまっている。
図書館もそのうち整理券が必要になるかもしれない。
図書館難民というと、叱られそうだけど。
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