ローザ・ルクセンブルクとミース・ファン・デル・ローエ
真夜中の静寂を破り、唐突にセミが鳴き始める。
きっかけは何かわからないが、一匹につられてあたりのセミたちがいっせいに鳴き始める。
かつてはなかったことのような気がする。
車のライトに照らされて朝と勘違いするのか、それともこれも常軌を逸した暑さのせい?
で、そのまま起床し、前日に気になっていたことを調べる。
ローザ・ルクセンブルクについて。スパルタクス団の闘士で思想家は軍によって撲殺され、運河に捨てられた。
彼女の死のモニュメントが建築家のミース・ファン・デル・ローエによって、その運河のそばにあるという記述を古い本で見つけた。
どういう経緯なのだろうか。当時、ローザにシンパシーを表明することは、相当難しいことで、考えにくい。バウハウスの政治性も社民ではあったかもしれないが、スパルタクス団ではないし。ミースはナチス台頭後はアメリカへ渡って、1969に死んでいる。そのモニュメントがあるとすると、彼はいつ作ったのか。
そんなことを調べていると、ヒグラシ。朝になった。寝る。
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