手の回転方向
ワインのコルクを抜くのにいろんな道具があるけれど、けっきょくこれまで使っていたのは、酒造メーカーのロゴが入った無料で配られているオープナー。
最近のワインはキャップシールが薄いので、オープナーをシールの上からねじこんで乱暴に抜いていた。鉛だとそうはいかないけれど、安物のワインだとこれですむ。
ソムリエナイフだと、テコの原理を使っても、やっぱり力がいるし、下手をすると、コルクが途中で折れることもある。プロじゃないからそういうこともある。
左利きの私は、以前、左利き用のソムリエナイフというのを買って使ってみたことがあった。スクリューの回転が逆のやつだ。右利き用に慣れた私の左手では、むしろ使いにくく、けっきょくやめた。人間の手の回転は右手は時計回り、左手はその逆が、強い力を出せるのだろうけれど、慣れというものは恐ろしい。
で、このオープナー。
おそらく一番ごっつく重いオープナーだろう。これだとコックの上下で簡単に抜ける。2秒といったところ。
簡単という点ではガスを使う方式のものもある。でも、ガスのカートリッジを交換しなくてはならない。やっぱりメカニックだけ、機械式がいい。
これは定価の四割で手に入れた。得した。
生産国はとみると、中国。
おお、ここでも!
あと10年もすると、世界は中国を安価で便利な工場として使えなくなるかもしれない。
とすると、北朝鮮製のオープナーが出回るのか。
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