アンリ・ルフェーブル
駅前の書店でみつけた新刊。
「公共空間の政治理論」篠原雅武著。
空間という言葉には自然に反応してしまうのは、きっと学生時代に読みかじったアンリ・ルフェーブルの影響だろうか。
なつかしい「空間と政治」、今考えるとなんともラジカルな書名の「日常生活批判」等々。
しっかりと体系化される以前のマニュフェストのような、アフォリズムのような肌触りで、けっきょく、気分だけ、受け取ったのだけれど。
この新刊はそのルフェーブルを再読、分析した章がある。
懐かしいという感情で買った初めての社会思想書。
にしても、この研究者の生年が、ぼくの学生時代に当たることを知って愕然。
そうか、空間というより、時間が切実。公共空間があるなら公共時間もあるなあ、公共時間について考察したのは、だれ? などと、頁を開かないまま、夢想。
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