渋谷系の財布はカラ?
新宿駅西口からタイムズスクエアへ。
紀伊国屋新宿南店がある。
そこでは「暴走老人!」が、新刊のコーナーに大々的に陳列されている、ということをきいた。
丁寧なポップと解説も添えられているそう。
ありがたい。
行ってみるのは、なにか照れくさいので、ここはがまん。
もし購入予定があって、新宿に足を運べるようでしたら、是非、南店で、手に入れてください。
最近の新宿はジュンク堂もできて、大型書店の町になった。
高島屋もでき、伊勢丹はどんどんメジャーになった。
それに比べると、渋谷は寂しい。
デパートもなんだか衰退して、客が少ない。
とくに書店は悲惨。
大盛堂がなくなり、好きだった旭屋もなくなり、三省堂は東急文化会館がなくなって現時点では消滅。
パルコブックセンターもだいぶまえに和書のコーナーが縮小した。
ブックファーストも移転するというが本当か?
残るは東急プラザの紀伊国屋だけ。
本を買う人たちが渋谷から離れたのか。
そういえばセンター街を中心とした十代の町になって久しい。
ノイジーでうるさくて、スクランブル交差点の人ごみは、かつて渋谷駅から徒歩7分に10年住んだ私も圧倒される賑わいだけど、みんな財布のひもは堅い、ということ?
いや、そもそも財布に金が入っていない?
消費ではなく、ただそこを歩く、さまようためだけに存在する街というのは、もしかすると、ベンヤミンの想像しなかった都市風景?
いや、そうじゃないな。やっぱりベンヤミン。
それを説明するのはちょっと面倒なので、また。
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