斜行エレベータ
斜行エレベータというものに初めて乗った。
鎌倉プリンスホテルのバンケットホールの一室で養老孟司さんと対談したあと、ホテルの棟への連絡に斜行エレベータを使った。
ボタンの矢印が垂直ではなく斜めに傾いている。
が、乗ってしまえば普通のエスカレータと変わらない。
斜めの昇降だから、スピードは出せない。
一分半かけてゆっくりと進んだ。
エスカレータにすれば建設費、ランニングコストともに大変だから、こうなったのだろう。
長崎のグラバー邸にはもっとりっぱな斜行エレベータがあるらしい。
ふーん、知らなかった。
そういえば、日本のエレベータ技術は世界最高だとかつて技術者にきいたことがある。
それ以前のエレベータは、昇降の時に、内臓が下に引っ張られるような、あるいは胸につかえるような、おかしな感覚があった。
子供には、あれはあれで愉しかったのだが、最高峰の技術がそれを消し去ってしまった。
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