線路内に人が立ち入るということ
最近、電車に乗っていて、よく遅れたり、緊急停車があるのだけれど、その理由が「線路内に人が立ち入ったため」というのが多い。
これはどういうことだろうかと思う。
昔はあまりなかったアナウンスだ。
だいいちなぜ、立ち入る? 意味不明。
人身事故というのは今も昔もある。たいてい自死である。
で、それとは違って、なぜ人々はわざわざ線路内に立ち入るのか?
電車を遅らせて何が面白いのか?
このあいだ、痴漢で捕まってホームから飛び降りて逃げた男が、痴漢だけでなく、電車そのものを止めて大迷惑をかけたという記事が出ていた。
これも線路内立ち入りだけれど、痴漢でつかまりそうになって線路に逃げる者が爆発的に増えているわけでもないだろう。
おそらく、ここから推測だが、近年、線路内立ち入りを趣味とする者が増えたのではなく、もともとそういうのはいたのである。
たとえば、開かずの踏切を突破したり。
ただ、それを感知するシステムが格段に進歩して、発生すると電車を止めざるを得ない。で、安全確認に時間がかかる。
つまりシステムが電子化され高度になるほど、無駄も多くなるということかなあ、思う。
いずれにしても、都市化、電子化の結果、仕方ない。
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