書評原稿
朝、エッセイ「本の森」の原稿を書く。初回もやったのだが、文字量を勘違いして依頼の倍になってしまった。
で、刈り込んでメール。
内容は現代の書名の傾向について。「力」のつくタイトルが多いのはなぜ? を考えた。
暑くならないうちにと、開店直後の地元書店に飛びこんで、書評用の本を探す。小さな本屋だけど、人文系が充実していることで有名な「たらば書房」。
この規模でこれだけ哲学、社会学等が置かれている本屋はまずない。で、重宝している。
五冊買って、そのうちの一冊、数学者、志村五郎「記憶の切繪図」をピックアップして読み、書評原稿を書いてメールしたら午後四時になっていた。
もうきょうは手がけている新書の原稿は無理とあきらめ、もう一冊、外山滋比古のエッセイ集「忘却の力」の書評原稿を書いて依頼元へメールする。
外山85才、志村78才。このくらいの年でうまい、というか刺激のあるエッセイを書くのは、エネルギーのポテンシャルが並と違うのか。
ただどちらも権威ぎらいで、気骨があって、常識的思考をしないというところが共通で、これは若いころからそうだったのだろうなあ、と思う。
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