東京オリンピック
たまたまBSで「東京オリンピック」をやっていて、その後半の一部を見た。
小学生の時、学校で見に行ったあの映画を何十年ぶりにみたわけです。
当時もすごい映画で、記憶に残っているシーンがたくさんあった。
たしか当時の大臣がつまらない映画だったと、批評したはず。
市川昆のドキュメンタリー性の高い、というか人間を描くという基本的視点が理解できない、国威発揚を全面に押し出していないということで、批判したような
記憶が。
女子バレーボールで、大松監督の胴上げをカットして、処理の瞬間、ベンチにへたり込む姿を描いたり、という視点が理解されなかったのか。
とにかくいい映画です。
北京オリンピックはほとんど見る気がなくて、というのも、全体がうるさい! 勝ってバカ喜び、負けて大泣き! というとこが、チャンネルを消したくなる理
由。
東京オリンピックで、柔道、ヘーシンク戦の静けさは、まるで畳がこすれる音が武道館に響くような、あの荘厳さ、に比べて、あのバカ喜びの昨今。
これは選手が、というのだけではなくて応援する人々、テレビを見ている私たちの品性ですね。
東京オリンピックでは、試合終了で、一端、正座して、柔道着をなおして、それから勝ち名乗り受けていた。
北京はその前にでんぐり返ってコーチとできあったり、は宙返りですから、ね。
見ているほうはシラケますね。
負けた人を顧みず、バカみたいに喜んでいる勝者の姿はあまり目にしたくないのですが。
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