フランスの写真文化
フランスの週刊誌「ヌーヴェル・オプス」という媒体が取材にきた。
撮影場所は当初、鎌倉の大仏まえを指定してきたが、フランス人のカメラマンが難色を示しややこしくなる。
日本的な風景、観光客をいれたポートレートかと思ったが、どうも希望はそうではないらしい。
で、どこかいいところは? となった。
あれこれ考え、ウロウロしているうちに、この写真家(日本で個展もやっている人らしい)は、ステレオタイプの日本というイメージなど、どうでもいいとわかった。
それで結局、彼が選んだのは、建物内部の廊下。
顔は笑顔を作らない、腕を組んだりしないという、日本のカメラマンの要求と正反対。
しかし、デジカメをのぞいたら、これがすごくよく仕上がっていた。
わずか10分の室内撮影で、フランスの写真文化、やはり恐るべし。
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