シバーム
イエメンのシバームでテロがあった。
「砂漠の摩天楼」といわれる泥で作った煉瓦を使った高層建築が建ち並ぶ町。
古い建物は数百年たっている。
町を見下ろせる丘がある。
そこで韓国人4人とガイド1人がなくなったという。
以前訪れたとき、そこには100人ばかりの観光客がいて、ただじっと静かに町を眺めていた。
犬の鳴き声だけが遠くに聞こえる、穏やかで、思索的な時間だった。
そこで韓国人がやられた。
白人はもう観光しないのかもしれない。
しかし東洋人にはかなり友好的だったのだけれど。
首都サナアでもテロで昨年大勢の犠牲者が出た。
脳天気に観光などもうできないのかもしれない。
世界にはそういう場所がどんどん増えている気がする。
なにかうまくいえないけれど、グローバリズムは世界が拡張したのではなく、国と国との距離が縮んで世界が縮小したということかもしれない。
そこでさまざまな摩擦が引き起こされる。
世界が縮小し思考も縮んでいる。
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