USB
NHKで「新聞を読んで」の収録がてら、USBメモリーを渋谷の量販店で買った。
で、帰宅して小説現代のゲラを見ていたら、校閲のアカが入っていた。
UBSではなくUSBではないかという。
たしかにUBSとゲラにはある。
ユニバーサル・シリアル・バスと但し書きまで添えられていた。
なるほど私の間違い。
ではその日、店でメモリーを買うとき、「すいません、UBSメモリーはどこですか?」と訊いたことになる。
いや、そう訊いたのだ。
そう思いこんでいたのだから。
でも店員は私の間違いを聞き流してくれて、きちんと場所を教えてくれた、ということになる。
いや、この田舎者くらい思っただろうか?
いやいや、それくらいにいちいち気持ちが反応していたら、大規模店で店員なんてやってられないか。
で、なぜそんな間違いが生じたのか、突き止めた。
金融危機で墓穴を掘った(いや、まだつぶれてないか)スイスの銀行だ。
UBS=スイス・ユニオン銀行。
恥ずかしいが、こういうことはよくある。
適当に覚えると、どこかで間違って永続する。
たとえば「AED」を「ADE」とか、以前は「UFJ銀行」を「USJ」と間違ったことがあった。
USJならテーマパークだ。
かつては「走れメロス」が「走れロメス」だったし。いや、「走れロメス」が正しい? どっちでもいい。ロメスだってメロスだって、作品の価値には変化はないのだから。
しかし、子どものころに覚えたのは正確だ。
BCGをBGCとは覚えてないし、PTAはPTAだ。
子どものころは、言葉を記憶する、最初がしっかりしていたのだろう。
いまはそれに比べるといい加減。
まあ、でもUBSで十分通じるのだから、ね。
気にすることはないか。
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