ファックスメーカーの悪巧み
あがってきたゲラに手を入れて編集部にもどす。
PDFを使ったやりとりよりも、いまでも圧倒的にファックスが多い。
鉛筆で直接手を入れるほうが、面倒がないし、間違いも少ない。
PDFでもらっても結局は一度印刷するので二度手間だ。
ところがファックスの調子がよくない。
経年変化で原稿を一枚一枚入れなければ入っていかないのだ。
で、買い換えるか、となる。
いま使っているのは、ハンドスキャナ付きの古いやつ。
ハンドスキャナという機能、いらないなあ、と思いつつ、大半の機種がそれしかなくて買った。
ばかばかしい。実際に使わなかった。
使わない機能をむりに付けて割高に買わせるというメーカーの魂胆、分かっていたが仕方がなかった。
そしていま、家庭用のファックスは普通紙専用ばかり。
これは利用度の少ない人はいいが、ヘビーユーザーとなると使い勝手が悪い。
しかも大半はA4。
原稿が縮小されて字が読めない。
感熱紙対応は一社だけ。
しかしオートカッターがない。
これではずるずると、天女の羽衣状態で受信湖してしまう。
悪辣なメーカーは普通紙にしてインクと紙で稼ごうという魂胆。
こう使い勝手が悪いと、家庭用ファックスはそのうち死滅するだろう。
実際、普通の家庭でファックスを使うのは年に何度あるだろうか?
ライターも使わなくなるとファックスはなくなる。
困る。
« 「観覧車は永遠に回る(3)」 (2009.4.27) | トップページ | タミフル »
「DIARY」カテゴリの記事
- バリ・インターナショナル・メディカル・センター(2012.02.21)
- ガス・ヴァン・サント『永遠の僕たち』(2012.01.17)
- 骨の記憶・後記(1)(2011.07.10)
- 骨の記憶・創作記録(8)(2011.07.04)
- 骨の記憶・創作記録(7)(2011.07.02)