基礎小論文とA氏のズボン
ときどき、拙著や発表したエッセイ記事が、入試や模試に使われることがある。
かつては事後承諾で、どこでどう使われたのか把握できないこともあったが、最近はルールが整い管理もしっかりしているので、問題がきちんと送られてくる。
なかには自分の書いたものながら、むずかしい問題もあったりして、最近の受験生はたいへんだ、と思う。
バラバラに分解された文を、順序通り並べ替えるという設問があった。
書いた本人がしばらく考え、なかなか正解にたどり着かなかった。
これが私立中学の入試問題。
おおー、12歳がこれを解くんかい、てな驚き。
この間、拙著『検索バカ』の一部が小論文の素材として使用された。
その版元から問題集が送られてきたのだが、手書きのメッセージがつけられていて、少しびっくり。
こういうのは初めてだからだ。
たいていは、定型の挨拶と報告文だけ。
引用すると、
「・・・課題文探しの際には、複数人が各自候補を持ってきて全体で討議するのですが、3名が御著書からあげてきて驚きました・・・」とか。
嬉しい話だ。
この本、新聞、雑誌等の反響は、かなりあるのだが・・・。
モンゴル全盛の大相撲。
日馬富士の首投げはすごかった。
久しぶりに見た白熱する勝ち方。
ああいう技はこのごろないなあ。
かつての明武谷のツリわざとか、重量化が進みすぎて、もう見られないでしょうね。
土俵際の股をしっかり割った、つり合いとか。
千秋楽は優勝決定戦前の3番から見て、決まったあとはスイッチを消した。
しまった、ときょうの新聞を見て後悔。
さまざまなプレゼント、祝杯の贈呈シーンがあったのだ。
それを失念。
なにしろ土俵には靴では上がれないのである。
ある人の足下の、ズボンの裾あたりのぐあいが見たかった。
噂ではその人、お洒落のあまり裾におもりをしこんでいて、ズボンのしわを防いでいるという。
すごい!
しかも靴の底がかなり分厚い、というか、いわゆる特殊仕立てとか。
そのあたりの噂をたしかめたかったのだが。うーん。
« 「身体的な経験知としての新型インフルエンザ」 (2009.5.23) WEB限定掲載、書き下ろし | トップページ | 華氏451 »
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