土踏まずアーチ
身体調整法としてのロルフィングが一段落し、こんどはヤムナを紹介してもらったら、やはり足裏、土踏まずのアーチについて、いろいろと知識ができた。
すねの筋肉のバランス、親指の角度、歩行の際の足裏着地順序など、微妙な構成の中でアーチがつくられる。
200万年前の「原人」もしっかりアーチがあったのだから、現代人の歩行は彼らから見るとそうとうに無様なのかもしれぬ。
原人といえば、港千尋著『自然 まだ見ぬ記憶へ』を取り寄せた。
今とりかかっている「標本になった学者」という作品の参考にするため。
その中で一章を費やし論じられている「痕跡の科学」というテーマが気になっていたからだ。
しかし、いまから10年ほど前に出版されたということが悲劇なのか。
本書冒頭が例の考古学捏造事件「秩父原人」から始まっている。
その本のトーンを決定する冒頭が、捏造がまぎれもない本物として展開されているところが辛い。
すべてとばして最終章の一部「痕跡の科学」だけ読む。
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