ガンダムとセミ
お台場に実物大の巨大なガンダムが展示されている。
実物大といっても、ガンダムそのものが仮想なのだから、ヘンな話なのだが。
セミの抜け殻を拾ったとき、ガンダムは昆虫的なモードとして当時の子供たちに受け入れられたのではないか、と思った。
ガンダム・マニアと昆虫マニアはどこか似ている。
ガンダムの模型をつくったことがあった。
20年ほどまえ。
ファンというわけではなく、創作資料として。
いま、お台場で、ガンダムをまえにして、涙する男たちがいるとか。
夢とかロマンとかいうものではなく、フィクショナルな存在への欠乏感だろうか。
このこのセミの抜け殻、リアルではなくフィクションみたいでしょ。
« 新党 | トップページ | ミツバチとカエル »
「DIARY」カテゴリの記事
- バリ・インターナショナル・メディカル・センター(2012.02.21)
- ガス・ヴァン・サント『永遠の僕たち』(2012.01.17)
- 骨の記憶・後記(1)(2011.07.10)
- 骨の記憶・創作記録(8)(2011.07.04)
- 骨の記憶・創作記録(7)(2011.07.02)