新刊が届く
版元から二冊の新刊が届いた。
一冊は外山滋比古著「自分の頭で考える」(中央公論)。
外山氏の著作は「忘却の力」を週刊ブックレビューや新聞で紹介したこともあってなじみがある。
最近、とっても若い人に人気があるらしい。
「思考の整理学」はミリオンセラーだとか。
整理学などというと、すべてを情報としてとらえ、収集、整理して効率よくまとめる術を指南する昨今の流行ものをイメージする。
しかし外山氏の主張はいつもそれとは正反対である。
この新刊も思考の根本をおもしろく提示している。
膝を打つ一冊です。
もう一冊は免疫学者、多田富雄著「ダウンタウンに時は流れて」。
装幀はどこかハードボイルド小説をイメージさせるが、中身は多田氏の自伝小説といったもの。
不自由な体で、旺盛な創作意欲は凄いです。
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