大さじ一杯の味の素
駅に着いたら、車中読む本をバッグに入れてくるのを忘れていたのに気づいた。
目についた週刊Aを買った。
読んだら、あまりに驚いたので書きます。
大特集の小沢幹事長のことでも、9.11テロのことでもなく、
フェル☆ナントなんとかいう人のコラム。
味の素がテーマなのだが、ある有名で老舗のイタリア料理店では、ペペロンチーノの仕上げに「大さじ一杯の味の素を『隠し味で』入れている」と書かれてい
た。
これは凄い!
大さじ一杯(15ml)という量の味の素がどれほどのパンチ、というか濃度を醸し出すか、考えただけでぞっとする。
もし疑うなら、つくってみるといい。
ふつうに一人前のペペロンチーネをつくり、最後の仕上げで、隠し味で大さじ一杯の味の素をふりかけたらどうなるか。
真っ白になるよ、まず表面が。
そもそも「隠し味」=「大さじ一杯」というのが違和感があるなあ。
そして間違いなく、その場ではきだすほどの濃さ、気持ち悪さになるはず。
味の素を批判するつもりはないが、一度にそれだけの量を胃に入れることなど、味の素も推奨していないはずだが。
編集担当も疑問に思わなかったのだろうなあ。
化学調味料に神経質な昨今の料理雑誌なら、大問題になっていただろうね。
まあ、こんなおもしろい記事で、車中退屈しなかったのには感謝だけれど、お粗末。
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