ツチブタ
休載中だった「ののちゃん」が再開した。
不思議なもので、休載直前と比べて、線が太く力強い。
ああこういうところに、体調というのは出るのだという妙に感心。
小説原稿でツチブタについて書いていたら、J・アーヴィング「熊を放つ」冒頭あたりに以下の文があるのに気づいた。
「一頭のツチブタが天井からつるされたざらざらとした板に体をこすりつけて古くなったかたい体毛を落としていた」(村上春樹訳)。
アーヴィングは動物園でツチブタを見たかもしれないが、ぼくは解剖されるツチブタを見ている。
だからって、どうだというわけではない。
ただそれだけのことだけど。
写真はあえてボケたものです。
« ツチブタ | トップページ | ツイッターとダイアリー »
「DIARY」カテゴリの記事
- バリ・インターナショナル・メディカル・センター(2012.02.21)
- ガス・ヴァン・サント『永遠の僕たち』(2012.01.17)
- 骨の記憶・後記(1)(2011.07.10)
- 骨の記憶・創作記録(8)(2011.07.04)
- 骨の記憶・創作記録(7)(2011.07.02)