電子書籍端末「Reader」で本年をスタート(前)
電車の中の隣席で電子書籍に見入る人をときどき目にするようになった。
どんなものかとチラリと盗み見たこともあったけれど、使い勝手はもちろん、画面の文字もよく見えなかった。気にはなっていたが、買ってみるというほどの気持ちもわかず、そのままにしていた。
おそらく近い将来には、電子書籍が一般化して、多くの人が紙の本から移行してくるのかもしれないという予感はあったが、さしせまって自分が使う必要は感じなかったのだ。
ところが偶然、SONYの「Reader」使う機会がやってきた。いったいどんなものか、試してみることになった。
一時、話題になったiPADは、どうも大きすぎ、重すぎるという印象があった。電子書籍を読むという基本がしっかりしていれば、もっとコンパクトでいいはずだ。その点、「Reader」は軽い。たとえば厚い文庫本一冊よりも軽い。これはいい。
私は去年まで鎌倉に住んでいて、都心にむかうときは小一時間ほど電車に乗る。その間は、たいてい読書となる。そんなとき、なるべく軽量の文庫本か新書版をバッグに入れて出かけた。
しかし、文庫本、新書版では、どうしても今、読みたいものがないという場合もある。もし読みたい本がこのなかに入るのなら、これほどいいことはない……(続く)。
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